矯正治療の基礎知識を知る
歯列矯正は痛い?対処法は?
歯列矯正中は痛みを伴います。小児矯正では痛みを感じることはほとんどありませんが、成人矯正においては、ほとんど方が痛みを感じます。しかし、治療中の痛みに耐えることができず、矯正治療を中断する方は1%以下と言われています。
痛みにはさまざまな種類がありますが、歯列矯正中の痛みは鈍痛です。キリキリとした痛みではないため、治療を今すぐに止めたいとはならないことがほとんどです。また、どうしても痛いときは、痛み止めを飲めば収まります。
歯列矯正は痛い?
歯列矯正は痛いです。しかし、拡大床やリンガルアーチといった顎の大きさをコントロールすることが目的の小児矯正(1期治療・準備矯正)で痛みを感じることはほぼありません。
一方、ブラケット装置やマウスピース型矯正装置を使う成人矯正(2期治療・本格矯正)では例外なく痛みを伴います。
なぜ痛い?
矯正中に痛みを発するメカニズムは、歯の根が骨の中を破壊と再生を繰り返しながら動くからです。
痛いときはどうしたら良い?対処法など
痛みが原因で矯正治療を中断する方はほとんどいません。その理由としては、耐えられる痛みであることと、痛みが出たときの対処法があるからです。
- 痛み止めの薬を飲む
- 咬みやすい食事にする
- 矯正用のワックスを使う
これらの対処法の他に、「前回の調整が痛かった。」ことを担当医に伝えることで調整を緩めにしてもらうことも可能です。